監査上の主要な検討事項(KAM)のうち、前年に記載されていた「有形固定資産の減価償却方法の変更」(定率法から定額法への変更、営業利益等を813百万円増加)の項目が削除され、「事業用固定資産の減損損失の認識の判定」のみとなった。減損のKAMでは有形固定資産計上額が41,883百万円から42,040百万円に更新されたが、監査上の対応の内容に実質的な変更はない。
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監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 事業用固定資産の減損損失の認識の判定 監査上の主要な検討事項の 内容及び決定理由 監査上の対応 会社及び連結子会社は主としてガス事業と化成品事業を営んでいる。このうちガス事業においては各種高圧ガスの製造設備に加えて顧客への供給責任を果たすために各地にガス充填設備などの販売用設備を保有している。注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、当連結会計年度の連結貸借対照表において、有形固定資産として41,883百万円計上しており、そのうちガス事業にかかる有形固定資産は概ね7割程度を占めている。注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、当連結会計年度の連結貸借対照表において、有形固定資産として42,040百万円計上しており、そのうちガス事業にかかる有形固定資産は概ね7割程度を占めている。 会社は事業用資産については事業所別に、賃貸資産については事業所別又は物件別にグルーピングを行った上で、資産グループ単位で減損の兆候の有無を判定している。減損の兆候があると判定された資産グループについ て減損損失の認識の判定を実施しており、固定資産の簿価と比較する回収可能価額は正味売却価額又は使用価値により算定している。 回収可能価額の算定において使用価値を用いる場合には割引前将来キャッシュ・フローを算定の基礎としているが、当該将来キャッシュ・フローは経営者によって承認された事業計画や販売予算に基づく収支見通し(以下、事業計画等という)に基づくものであり、事業計画等は今後の市場の動向予測に基づく販売計画数量及び需要動向予測等の重要な仮定を含んでいる。また、事業計画等には経営者の主観的判断が含まれている。 固定資産の減損会計の適用における一連の過程においては、減損の回収可能価額の算定上、重要な仮定に関する不確実性があり、経営者による主観的判断が伴うこととなる。 よって、職業的専門家としての知識や判断を要すること、固定資産の金額的重要性から、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、会社による固定資産の減損会計の適用の適切性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 ●事業計画等の策定プロセスを含む経営者による減損損失の認識の判定に関する内部統制を理解し、整備及び運用状況の有効性の評価手続を実施した。 ●過去の事業計画等とその実績を比較し、事業計画等策定の精度を検討した。 ●事業計画等及びその進捗状況の理解、事業計画等の前提となる環境や経営方針の変更の有無を確かめるため、稟議書、経営会議議事録、取締役会議事録を閲覧した。 ●事業計画等に含まれる重要な仮定である今後の市場の動向予測に基づく販売計画数量及び需要動向予測について、経営者等との協議を実施し、事業計画等の前提やその実現可能性についての経営者の判断の合理性を検討した。 ●事業計画等に含まれる重要な仮定である今後の市場の動向予測に基づく販売計画数量及び需要動向予測について、工業用ガス業界誌などの利用可能な外部データとの比較や趨勢分析等を行うとともに関係資料との整合性の検討を行い、仮定の合理性を検討した。また、当該外部データや関連資料について、適合性や信頼性を検討した。 ●将来キャッシュ・フローについて、事業計画等との整合性を検討した。 ●監査人が一定の不確実性を織り込んだ将来キャッシュ・フローを独自に見積り、経営者による見積りとの差異を分析し、経営者による会計上の見積りの合理性及び経営者の偏向の有無を検討した。有形固定資産の減価償却方法の変更 監査上の主要な検討事項の 内容及び決定理由 監査上の対応 注記事項(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更)に記載のとおり、会社及び国内連結子会社は、有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却方法について、定率法(平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)及び平成28年4月1日以降に取得した建物附属設備、構築物ならびに佐倉工場を除く)を採用していたが、当連結会計年度より定額法に変更しており、従来の方法と比べて、当連結会計年度の営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益がそれぞれ813百万円増加している。 会社は高圧ガスや接着剤等の市場は成熟が進み、需要動向は安定していることから、会社グループの国内投資も生産量の拡大ではなく、設備の維持・更新投資が中心となっている。このような状況の中で、会社は当連結会計年度における接着剤を製造している名古屋工場移転を契機として、設備の使用方法に照らした償却方法の見直しを実施している。その結果、会社及び国内連結子会社の有形固定資産は、長期的かつ安定的に稼働することが見込まれるため、有形固定資産の減価償却方法として使用可能期間にわたって平均的に原価配分する定額法を採用することが、経営実態をより適切に反映すると判断している。 有形固定資産の減価償却方法の変更理由の基礎となる、有形固定資産が長期的かつ安定的に稼働するという見込み及び当連結会計年度から変更する判断は、経営者の主観的な判断を伴うものである。よって、会社が減価償却方法を変更した理由が正当な理由に基づくものであることを確かめることは、監査人による慎重な検討が必要となる。また、当該変更が正当な理由に基づくものであっても、その内容、理由及び影響額が適切に開示されない場合には、連結財務諸表の期間比較性が損なわれる可能性があることから、監査上の重要度が相対的に高いと判断した。 以上より、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、減価償却方法の変更が正当な理由による会計方針の変更に該当するとした会社の判断が適切であるかどうか及び当該変更による影響額が正しく計算されかつ注記が適切に行われているかどうかを確かめるため、主に以下の項目について検討した。
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監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 事業用固定資産の減損損失の認識の判定 監査上の主要な検討事項の 内容及び決定理由 監査上の対応 会社及び連結子会社は主としてガス事業と化成品事業を営んでいる。このうちガス事業においては各種高圧ガスの製造設備に加えて顧客への供給責任を果たすために各地にガス充填設備などの販売用設備を保有している。 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、当連結会計年度の連結貸借対照表において、有形固定資産として41,883百万円計上しており、そのうちガス事業にかかる有形固定資産は概ね7割程度を占めている。 会社は事業用資産については事業所別に、賃貸資産については事業所別又は物件別にグルーピングを行った上で、資産グループ単位で減損の兆候の有無を判定している。減損の兆候があると判定された資産グループについ て減損損失の認識の判定を実施しており、固定資産の簿価と比較する回収可能価額は正味売却価額又は使用価値により算定している。 回収可能価額の算定において使用価値を用いる場合には割引前将来キャッシュ・フローを算定の基礎としているが、当該将来キャッシュ・フローは経営者によって承認された事業計画や販売予算に基づく収支見通し(以下、事業計画等という)に基づくものであり、事業計画等は今後の市場の動向予測に基づく販売計画数量及び需要動向予測等の重要な仮定を含んでいる。また、事業計画等には経営者の主観的判断が含まれている。 固定資産の減損会計の適用における一連の過程においては、減損の回収可能価額の算定上、重要な仮定に関する不確実性があり、経営者による主観的判断が伴うこととなる。 よって、職業的専門家としての知識や判断を要すること、固定資産の金額的重要性から、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、会社による固定資産の減損会計の適用の適切性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 ●事業計画等の策定プロセスを含む経営者による減損損失の認識の判定に関する内部統制を理解し、整備及び運用状況の有効性の評価手続を実施した。 ●過去の事業計画等とその実績を比較し、事業計画等策定の精度を検討した。 ●事業計画等及びその進捗状況の理解、事業計画等の前提となる環境や経営方針の変更の有無を確かめるため、稟議書、経営会議議事録、取締役会議事録を閲覧した。 ●事業計画等に含まれる重要な仮定である今後の市場の動向予測に基づく販売計画数量及び需要動向予測について、経営者等との協議を実施し、事業計画等の前提やその実現可能性についての経営者の判断の合理性を検討した。 ●事業計画等に含まれる重要な仮定である今後の市場の動向予測に基づく販売計画数量及び需要動向予測について、工業用ガス業界誌などの利用可能な外部データとの比較や趨勢分析等を行うとともに関係資料との整合性の検討を行い、仮定の合理性を検討した。また、当該外部データや関連資料について、適合性や信頼性を検討した。 ●将来キャッシュ・フローについて、事業計画等との整合性を検討した。 ●監査人が一定の不確実性を織り込んだ将来キャッシュ・フローを独自に見積り、経営者による見積りとの差異を分析し、経営者による会計上の見積りの合理性及び経営者の偏向の有無を検討した。 有形固定資産の減価償却方法の変更 監査上の主要な検討事項の 内容及び決定理由 監査上の対応 注記事項(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更)に記載のとおり、会社及び国内連結子会社は、有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却方法について、定率法(平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)及び平成28年4月1日以降に取得した建物附属設備、構築物ならびに佐倉工場を除く)を採用していたが、当連結会計年度より定額法に変更しており、従来の方法と比べて、当連結会計年度の営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益がそれぞれ813百万円増加している。 会社は高圧ガスや接着剤等の市場は成熟が進み、需要動向は安定していることから、会社グループの国内投資も生産量の拡大ではなく、設備の維持・更新投資が中心となっている。このような状況の中で、会社は当連結会計年度における接着剤を製造している名古屋工場移転を契機として、設備の使用方法に照らした償却方法の見直しを実施している。その結果、会社及び国内連結子会社の有形固定資産は、長期的かつ安定的に稼働することが見込まれるため、有形固定資産の減価償却方法として使用可能期間にわたって平均的に原価配分する定額法を採用することが、経営実態をより適切に反映すると判断している。 有形固定資産の減価償却方法の変更理由の基礎となる、有形固定資産が長期的かつ安定的に稼働するという見込み及び当連結会計年度から変更する判断は、経営者の主観的な判断を伴うものである。よって、会社が減価償却方法を変更した理由が正当な理由に基づくものであることを確かめることは、監査人による慎重な検討が必要となる。また、当該変更が正当な理由に基づくものであっても、その内容、理由及び影響額が適切に開示されない場合には、連結財務諸表の期間比較性が損なわれる可能性があることから、監査上の重要度が相対的に高いと判断した。 以上より、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、減価償却方法の変更が正当な理由による会計方針の変更に該当するとした会社の判断が適切であるかどうか及び当該変更による影響額が正しく計算されかつ注記が適切に行われているかどうかを確かめるため、主に以下の項目について検討した。
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監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 事業用固定資産の減損損失の認識の判定 監査上の主要な検討事項の 内容及び決定理由 監査上の対応 会社及び連結子会社は主としてガス事業と化成品事業を営んでいる。このうちガス事業においては各種高圧ガスの製造設備に加えて顧客への供給責任を果たすために各地にガス充填設備などの販売用設備を保有している。 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、当連結会計年度の連結貸借対照表において、有形固定資産として42,040百万円計上しており、そのうちガス事業にかかる有形固定資産は概ね7割程度を占めている。 会社は事業用資産については事業所別に、賃貸資産については事業所別又は物件別にグルーピングを行った上で、資産グループ単位で減損の兆候の有無を判定している。減損の兆候があると判定された資産グループについ て減損損失の認識の判定を実施しており、固定資産の簿価と比較する回収可能価額は正味売却価額又は使用価値により算定している。 回収可能価額の算定において使用価値を用いる場合には割引前将来キャッシュ・フローを算定の基礎としているが、当該将来キャッシュ・フローは経営者によって承認された事業計画や販売予算に基づく収支見通し(以下、事業計画等という)に基づくものであり、事業計画等は今後の市場の動向予測に基づく販売計画数量及び需要動向予測等の重要な仮定を含んでいる。また、事業計画等には経営者の主観的判断が含まれている。 固定資産の減損会計の適用における一連の過程においては、減損の回収可能価額の算定上、重要な仮定に関する不確実性があり、経営者による主観的判断が伴うこととなる。 よって、職業的専門家としての知識や判断を要すること、固定資産の金額的重要性から、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、会社による固定資産の減損会計の適用の適切性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 ●事業計画等の策定プロセスを含む経営者による減損損失の認識の判定に関する内部統制を理解し、整備及び運用状況の有効性の評価手続を実施した。 ●過去の事業計画等とその実績を比較し、事業計画等策定の精度を検討した。 ●事業計画等及びその進捗状況の理解、事業計画等の前提となる環境や経営方針の変更の有無を確かめるため、稟議書、経営会議議事録、取締役会議事録を閲覧した。 ●事業計画等に含まれる重要な仮定である今後の市場の動向予測に基づく販売計画数量及び需要動向予測について、経営者等との協議を実施し、事業計画等の前提やその実現可能性についての経営者の判断の合理性を検討した。 ●事業計画等に含まれる重要な仮定である今後の市場の動向予測に基づく販売計画数量及び需要動向予測について、工業用ガス業界誌などの利用可能な外部データとの比較や趨勢分析等を行うとともに関係資料との整合性の検討を行い、仮定の合理性を検討した。また、当該外部データや関連資料について、適合性や信頼性を検討した。 ●将来キャッシュ・フローについて、事業計画等との整合性を検討した。 ●監査人が一定の不確実性を織り込んだ将来キャッシュ・フローを独自に見積り、経営者による見積りとの差異を分析し、経営者による会計上の見積りの合理性及び経営者の偏向の有無を検討した。