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富士フイルムホールディングス株式会社

証券コード 49010 / EDINET E00988 / 化学

危険信号

この会社の危険信号は検出されていません。

業績の推移

01234兆円2021/3期 売上高 2兆1,925億円2022/3期 売上高 2兆5,258億円2023/3期 売上高 2兆8,590億円2024/3期 売上高 2兆9,609億円2025/3期 売上高 3兆1,958億円2026/3期 売上高 3兆3,570億円2021/3期 純利益 1,812億円2022/3期 純利益 2,112億円2023/3期 純利益 2,194億円2024/3期 純利益 2,435億円2025/3期 純利益 2,610億円2026/3期 純利益 2,767億円2021/32022/32023/32024/32025/32026/3
棒: 売上高 / 折れ線: 純利益(兆円) · 基準: 連結・米国基準 · 有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」から。印は危険信号の日付
数値を表で見る
決算期売上高(兆円)純利益(兆円)
2021/32.190.18
2022/32.530.21
2023/32.860.22
2024/32.960.24
2025/33.20.26
2026/33.360.28

開示データの要約

人的資本

2026-03-31 期(前年 2025-03-31 期比)

平均年収
1,086万円(-3.4%)
女性管理職比率
—
男性育休取得率
—
男女賃金差異
—
従業員数
1,198人

人的資本ランキング

監査

2026-03-31 期

監査報酬
3.7億円(前年比 +0.8%)
非監査報酬
200万円(比率 0.5%)
内部統制
重要な不備なし

監査レーダー

大量保有

提出者数
1
報告数
1
最大の保有者
三井住友信託銀行株式会社(6.31%)

保有割合の推移を見る

大株主(法人)

2026-03-31 期(前期 2025-03-31 期との割合の差)

個人株主の内訳は非表示

役員 15 名(うち社外 0 名)、役員の持株合計 895,900株(2026-03-31 期)

株主を検索する

2026-03-31 期 (提出日 2026-06-24 15:49)

重要度 2(注目)変更事業等のリスク / 記載の強化
(2)ヘルスケア領域における環境変化・競合に係るリスク

ヘルスケア領域の環境変化・競合リスクの記載に、環境変化への対応不能や許認可取得の遅れが「製造設備の稼働率が想定を下回ることによる利益率の低下や減損損失の計上等」を通じて業績に影響を及ぼす可能性がある、との具体的な経路が追加された。その他の記載(CDMO市場の成長率や主なリスク項目)に変更はない。

前年 / 今年の本文を見る

差分(削除 / 追加)

ヘルスケア領域においては、がんや希少疾患、新たな感染症等に対する治療・予防手段として、バイオ医薬品の需要が拡大しており、生産プロセスの開発や製造を受託するCDMO事業の市場規模は年率13%(当社推定)で成長していく一方で、医療制度改革による予測できない大規模な医療行政の方針変更や医療機器における法規制の強化、創薬難易度が高まる中での製薬企業における新薬開発の延期・中止や経営環境の変化、技術革新によるバイオ医薬品のプロセス開発・製造受託市場の競争激化等を主なリスクと考えております。その環境変化に対応できない場合や、事業活動に必要な各国の許認可を適時に取得することができない場合、製造設備の稼働率が想定を下回ることによる利益率の低下や減損損失の計上等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、高度な画像処理技術・AI技術、化合物合成・設計力やナノテクノロジー、一定条件製造技術や品質管理技術を保有しているという競争優位性を活かして、今後も技術に裏付けされた新たな製品・サービスの研究開発と、これをサポートするマーケティング活動を継続的に実施してまいりますが、その成否によっては売上の減少等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

前年

ヘルスケア領域においては、がんや希少疾患、新たな感染症等に対する治療・予防手段として、バイオ医薬品の需要が拡大しており、生産プロセスの開発や製造を受託するCDMO事業の市場規模は年率13%(当社推定)で成長していく一方で、医療制度改革による予測できない大規模な医療行政の方針変更や医療機器における法規制の強化、創薬難易度が高まる中での製薬企業における新薬開発の延期・中止や経営環境の変化、技術革新によるバイオ医薬品のプロセス開発・製造受託市場の競争激化等を主なリスクと考えております。その環境変化に対応できない場合や、事業活動に必要な各国の許認可を適時に取得することができない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、高度な画像処理技術・AI技術、化合物合成・設計力やナノテクノロジー、一定条件製造技術や品質管理技術を保有しているという競争優位性を活かして、今後も技術に裏付けされた新たな製品・サービスの研究開発と、これをサポートするマーケティング活動を継続的に実施してまいりますが、その成否によっては売上の減少等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

今年

ヘルスケア領域においては、がんや希少疾患、新たな感染症等に対する治療・予防手段として、バイオ医薬品の需要が拡大しており、生産プロセスの開発や製造を受託するCDMO事業の市場規模は年率13%(当社推定)で成長していく一方で、医療制度改革による予測できない大規模な医療行政の方針変更や医療機器における法規制の強化、創薬難易度が高まる中での製薬企業における新薬開発の延期・中止や経営環境の変化、技術革新によるバイオ医薬品のプロセス開発・製造受託市場の競争激化等を主なリスクと考えております。その環境変化に対応できない場合や、事業活動に必要な各国の許認可を適時に取得することができない場合、製造設備の稼働率が想定を下回ることによる利益率の低下や減損損失の計上等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、高度な画像処理技術・AI技術、化合物合成・設計力やナノテクノロジー、一定条件製造技術や品質管理技術を保有しているという競争優位性を活かして、今後も技術に裏付けされた新たな製品・サービスの研究開発と、これをサポートするマーケティング活動を継続的に実施してまいりますが、その成否によっては売上の減少等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
重要度 2(注目)変更事業等のリスク / リスク削除
(5)イメージング領域における環境変化・競合に係るリスク

イメージング領域のリスク記載から、「スマートフォンのカメラ性能向上によるデジタルカメラ需要の減少」という要因が削除された。その他の事業機会・リスク要因および後段の記述に変更はない。

前年 / 今年の本文を見る

差分(削除 / 追加)

イメージング領域においては、インスタントフォトシステムを始めとするプリントビジネスやデジタルカメラの需要拡大、映像の4K/8K化によるレンズ需要の増加や、需要が増加しているインフラ点検分野に貢献する新規ビジネス伸長等により事業機会が拡大している一方で、ハイエンドミラーレスデジタルカメラ市場の競争環境の激化、スマートフォンのカメラ性能向上によるデジタルカメラ需要の減少や、環境関連の法規制強化、地政学的リスク等によるサプライチェーンの混乱等をリスクとして考えております。

当社グループでは、入力(撮影)から出力(プリント)までのサービスを提供できる総合力や、高度な光学技術・精密加工・組立技術等を保有しているという競争優位性を活かして、ユーザーのニーズをとらえたイノベーティブな新たな製品・サービス等を提供してまいりますが、その成否によっては、製品販売単価の下落、代替製品の出現等による売上の減少、製品ライフサイクルの短縮化による研究開発コストの増加等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

前年

イメージング領域においては、インスタントフォトシステムを始めとするプリントビジネスやデジタルカメラの需要拡大、映像の4K/8K化によるレンズ需要の増加や、需要が増加しているインフラ点検分野に貢献する新規ビジネス伸長等により事業機会が拡大している一方で、ハイエンドミラーレスデジタルカメラ市場の競争環境の激化、スマートフォンのカメラ性能向上によるデジタルカメラ需要の減少や、環境関連の法規制強化、地政学的リスク等によるサプライチェーンの混乱等をリスクとして考えております。

当社グループでは、入力(撮影)から出力(プリント)までのサービスを提供できる総合力や、高度な光学技術・精密加工・組立技術等を保有しているという競争優位性を活かして、ユーザーのニーズをとらえたイノベーティブな新たな製品・サービス等を提供してまいりますが、その成否によっては、製品販売単価の下落、代替製品の出現等による売上の減少、製品ライフサイクルの短縮化による研究開発コストの増加等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

今年

イメージング領域においては、インスタントフォトシステムを始めとするプリントビジネスやデジタルカメラの需要拡大、映像の4K/8K化によるレンズ需要の増加や、需要が増加しているインフラ点検分野に貢献する新規ビジネス伸長等により事業機会が拡大している一方で、ハイエンドミラーレスデジタルカメラ市場の競争環境の激化、環境関連の法規制強化、地政学的リスク等によるサプライチェーンの混乱等をリスクとして考えております。

当社グループでは、入力(撮影)から出力(プリント)までのサービスを提供できる総合力や、高度な光学技術・精密加工・組立技術等を保有しているという競争優位性を活かして、ユーザーのニーズをとらえたイノベーティブな新たな製品・サービス等を提供してまいりますが、その成否によっては、製品販売単価の下落、代替製品の出現等による売上の減少、製品ライフサイクルの短縮化による研究開発コストの増加等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
重要度 2(注目)削除事業等のリスク / リスク削除
(8)医薬品事業・再生医療事業に係るリスク

前年に記載されていた「医薬品事業・再生医療事業に係るリスク」の項目が、今年の事業等のリスクから削除された。前年は研究開発投資の負担、開発の遅延・中止、販売後の予期せぬ副作用の発生可能性とそれに伴う損害賠償・信頼低下のリスクが記載されていた。

前年 / 今年の本文を見る

前年

当社グループにおける一部のグループ会社では、医薬品及び再生医療等製品の研究開発及び製造販売を行っております。新規の医薬品及び再生医療等製品の開発・薬効追加等には多額の研究開発投資を行う必要があり、承認・販売までには長期間を要するとともに、研究開発が計画通りに進行せず、開発の遅延や中止等のリスクがあります。また、販売後に予期せぬ重大な副作用その他の安全性に関する問題が発生する可能性もあります。

当社グループでは、開発の不確実性のリスクに対しては、複数のパイプラインを保有することによりリスクの分散化を図っております。また、医薬品は開発段階において必要な安全性の試験を実施し、監督官庁の審査を経て承認されておりますが、万一、販売後に予期せぬ重大な副作用等が見つかった場合には、損害賠償の負担や社会的信頼の失墜等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

今年

(なし)
重要度 1(軽微)削除会計方針の変更 / リスク削除

前期にあった「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号)等の適用に関する会計方針変更の記載が、当期は削除されている。前期の記載では、当該変更が財務諸表に与える影響はないとされていた。

前年 / 今年の本文を見る

前年

法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準等の適用

「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下「2022年改正会計基準」という。)等を当事業年度の期首から適用しております。

法人税等の計上区分に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っております。なお、当該会計方針の変更が財務諸表に与える影響はありません。

今年

(なし)
重要度 1(軽微)変更事業等のリスク / 内容更新
(8)物流に係るリスク

物流リスクの要因記述について、「ロシア・ウクライナ情勢緊迫化」という特定の事象への言及が削除され、「戦争や紛争の発生、長期化」というより一般的な表現に置き換えられた。生産拠点の分散化などの対策や業績への影響に関する記述は変更されていない。

前年 / 今年の本文を見る

差分(削除 / 追加)

当社グループの事業活動において、原油価格の高騰等を原因とする運賃の高騰は、当社グループの物流コストの増加をもたらす可能性があります。また、地震・津波・洪水等の大規模災害の発生、ロシア・ウクライナ情勢緊迫化や国際的な政治・経済の状況及び戦争や紛争の発生、長期化等により、人的・物的被害や物流機能の麻痺、インフラ機能断絶等が生じ、当社グループの生産・販売活動に支障が生じるリスクがあります。

当社グループでは、生産拠点を複数の地域に分散化する等の対策を図り、不測の事態により一部の地域で生産・販売活動が停止した場合でも影響を軽減できるような体制をとっておりますが、完全に影響をゼロにすることはできず、こうした事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

前年

当社グループの事業活動において、原油価格の高騰等を原因とする運賃の高騰は、当社グループの物流コストの増加をもたらす可能性があります。また、地震・津波・洪水等の大規模災害の発生、ロシア・ウクライナ情勢緊迫化や国際的な政治・経済の状況等により、人的・物的被害や物流機能の麻痺、インフラ機能断絶等が生じ、当社グループの生産・販売活動に支障が生じるリスクがあります。

当社グループでは、生産拠点を複数の地域に分散化する等の対策を図り、不測の事態により一部の地域で生産・販売活動が停止した場合でも影響を軽減できるような体制をとっておりますが、完全に影響をゼロにすることはできず、こうした事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

今年

当社グループの事業活動において、原油価格の高騰等を原因とする運賃の高騰は、当社グループの物流コストの増加をもたらす可能性があります。また、地震・津波・洪水等の大規模災害の発生、国際的な政治・経済の状況及び戦争や紛争の発生、長期化等により、人的・物的被害や物流機能の麻痺、インフラ機能断絶等が生じ、当社グループの生産・販売活動に支障が生じるリスクがあります。

当社グループでは、生産拠点を複数の地域に分散化する等の対策を図り、不測の事態により一部の地域で生産・販売活動が停止した場合でも影響を軽減できるような体制をとっておりますが、完全に影響をゼロにすることはできず、こうした事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
重要度 1(軽微)変更監査上の主要な検討事項(KAM) / 内容更新
前文

営業権の減損に関するKAMの対象は前年同様で、営業権残高が947,924百万円(総資産比18.1%)から997,068百万円(同16.5%)に更新され、領域別内訳も変更された。将来キャッシュ・フローの見積基礎が「中期経営計画」から「事業計画」に変わり、各領域の成長見込みや売上予測の不確実性に関する記述(新規設備による生産能力に見合う受託契約の獲得、先端半導体需要、成長領域へのシフト加速など)が更新されている。

前年 / 今年の本文を見る

差分(削除 / 追加)

監査上の主要な検討事項

監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。

営業権の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性

監査上の主要な検討事項の

内容及び決定理由

監査上の対応

富士フイルムホールディングス株式会社の20256年3月31日に終了する連結会計年度の連結貸借対照表において、営業権947,92497,068百万円が計上されており、総資産の18.16.5%を占めている。その金額は、連結財務諸表注記8「営業権及びその他の無形固定資産」に記載されているとおり、ヘルスケア領域363,53390,010百万円、エレクトロニクス領域291,0025,190百万円、ビジネスイノベーション領域293,389311,868百万円、という内訳になっている。

連結財務諸表注記2(10) 「営業権及びその他の無形固定資産」に記載されているとおり、営業権については、客観的事実や状況の変化によってその公正価値が帳簿価額を下回る可能性がある場合に加え、毎年1月1日時点でその減損の有無の検討(減損テスト)を実施しており、公正価値は将来キャッシュ・フローの割引現在価値に基づいて測定される。

将来キャッシュ・フローは取締役会によって承認された中期経営事業計画に基づいて見積られている。これは、各報告単位の直近の損益の状況に、製品区分別の市場環境や市場成長率に関する外部調査会社の報告書等を基礎とした販売数量及び価格の変動の予測や、製造原価及び販売費及び一般管理費の変動等の予測を加味して策定されている。

中期経営事業計画においては、ヘルスケア領域では、メディカルシステム事業でIT・AI技術の活用による付加価値の向上、バイオCDMO事業で設備投資を継続市場における抗体医薬品の製造委託需要拡大に対し、製造設備の増設で対応すること等により事業成長していくことが見込まれている。エレクトロニクス領域では、製造拠点への半導体材料事業において、先端半導体需要の拡大を中心とする市場成長に対し、積極的な設備投資や新製品開発による更なる製品ラインアップの拡充等により事業成長していくことが見込まれている。ビジネスイノベーション領域では、オフィス市場のプリントボリュームが漸減する中で、高収益領域への注力や効率的な販売体制への転換による収益性の維持・向上、欧米等での拡販、ソリューション・サービスの拡販等等により事業成長していくことが見込まれている。

各領域の中期経営事業計画における売上の将来予測にはおいて、ヘルスケア及び領域では新規設備投資により拡大した生産能力を満たす製造受託契約の獲得と稼働、エレクトロニクス領域におけでは先端半導体需要拡大がけん引する市場の成長、ビジネスイノベーション領域における顧客企業のペーパーレス化やリモートワークの定着に伴うではプリント需要の減少等のといった事業環境変化に対処するための成長領域へのシフト加速をそれぞれ見込んでおり、これらは高い不確実性を伴いうため、経営者による重要な判断を必要とする。

また、公正価値の測定に用いる割引率の見積りにおいて、計算手法及びインプットデータの選択に当たり、評価に関する高度な専門知識を必要とする。

以上から、当監査法人は、営業権の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。

当監査法人は、営業権の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を検証するため、主に以下の監査手続を実施した。

前年

監査上の主要な検討事項

監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。

営業権の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性

監査上の主要な検討事項の

内容及び決定理由

監査上の対応

富士フイルムホールディングス株式会社の2025年3月31日に終了する連結会計年度の連結貸借対照表において、営業権947,924百万円が計上されており、総資産の18.1%を占めている。その金額は、連結財務諸表注記8「営業権及びその他の無形固定資産」に記載されているとおり、ヘルスケア領域363,533百万円、エレクトロニクス領域291,002百万円、ビジネスイノベーション領域293,389百万円、という内訳になっている。

連結財務諸表注記2(10) 「営業権及びその他の無形固定資産」に記載されているとおり、営業権については、客観的事実や状況の変化によってその公正価値が帳簿価額を下回る可能性がある場合に加え、毎年1月1日時点でその減損の有無の検討(減損テスト)を実施しており、公正価値は将来キャッシュ・フローの割引現在価値に基づいて測定される。

将来キャッシュ・フローは取締役会によって承認された中期経営計画に基づいて見積られている。これは、各報告単位の直近の損益の状況に、製品区分別の市場環境や市場成長率に関する外部調査会社の報告書等を基礎とした販売数量及び価格の変動の予測や、製造原価及び販売費及び一般管理費の変動等の予測を加味して策定されている。

中期経営計画においては、ヘルスケア領域では、メディカルシステム事業でIT・AI技術の活用による付加価値の向上、バイオCDMO事業で設備投資を継続すること等により事業成長していくことが見込まれている。エレクトロニクス領域では、製造拠点への積極的な設備投資や新製品開発による更なる製品ラインアップの拡充により事業成長していくことが見込まれている。ビジネスイノベーション領域では、オフィス市場のプリントボリュームが漸減する中で、効率的な販売体制への転換による収益性の維持・向上、欧米等での拡販、ソリューション・サービスの拡販等により事業成長していくことが見込まれている。

各領域の中期経営計画における売上の将来予測には、ヘルスケア及びエレクトロニクス領域における市場の成長、ビジネスイノベーション領域における顧客企業のペーパーレス化やリモートワークの定着に伴うプリント需要の減少等の高い不確実性を伴い、経営者による重要な判断を必要とする。

また、公正価値の測定に用いる割引率の見積りにおいて、計算手法及びインプットデータの選択に当たり、評価に関する高度な専門知識を必要とする。

以上から、当監査法人は、営業権の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。

当監査法人は、営業権の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を検証するため、主に以下の監査手続を実施した。

今年

監査上の主要な検討事項

監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。

営業権の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性

監査上の主要な検討事項の

内容及び決定理由

監査上の対応

富士フイルムホールディングス株式会社の2026年3月31日に終了する連結会計年度の連結貸借対照表において、営業権997,068百万円が計上されており、総資産の16.5%を占めている。その金額は、連結財務諸表注記8「営業権及びその他の無形固定資産」に記載されているとおり、ヘルスケア領域390,010百万円、エレクトロニクス領域295,190百万円、ビジネスイノベーション領域311,868百万円、という内訳になっている。

連結財務諸表注記2(10) 「営業権及びその他の無形固定資産」に記載されているとおり、営業権については、客観的事実や状況の変化によってその公正価値が帳簿価額を下回る可能性がある場合に加え、毎年1月1日時点でその減損の有無の検討(減損テスト)を実施しており、公正価値は将来キャッシュ・フローの割引現在価値に基づいて測定される。

将来キャッシュ・フローは取締役会によって承認された事業計画に基づいて見積られている。これは、各報告単位の直近の損益の状況に、製品区分別の市場環境や市場成長率に関する外部調査会社の報告書等を基礎とした販売数量及び価格の変動の予測や、製造原価及び販売費及び一般管理費の変動等の予測を加味して策定されている。

事業計画において、ヘルスケア領域では、バイオCDMO市場における抗体医薬品の製造委託需要拡大に対し、製造設備の増設で対応することにより事業成長していくことが見込まれている。エレクトロニクス領域では、半導体材料事業において、先端半導体需要の拡大を中心とする市場成長に対し、積極的な設備投資や新製品開発による更なる製品ラインアップの拡充等により事業成長していくことが見込まれている。ビジネスイノベーション領域では、オフィス市場のプリントボリュームが漸減する中で、高収益領域への注力や効率的な販売体制への転換による収益性の維持・向上等により事業成長していくことが見込まれている。

各領域の事業計画における売上の将来予測において、ヘルスケア領域では新規設備投資により拡大した生産能力を満たす製造受託契約の獲得と稼働、エレクトロニクス領域では先端半導体需要拡大がけん引する市場の成長、ビジネスイノベーション領域ではプリント需要の減少といった事業環境変化に対処するための成長領域へのシフト加速をそれぞれ見込んでおり、これらは高い不確実性を伴うため、経営者による重要な判断を必要とする。

また、公正価値の測定に用いる割引率の見積りにおいて、計算手法及びインプットデータの選択に当たり、評価に関する高度な専門知識を必要とする。

以上から、当監査法人は、営業権の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。

当監査法人は、営業権の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を検証するため、主に以下の監査手続を実施した。
重要度 1(軽微)変更監査上の主要な検討事項(KAM) / 内容更新
(1)内部統制の評価

監査上の主要な検討事項(KAM)のうち、営業権の減損テストにおける内部統制の評価について、将来キャッシュ・フローの見積りの基礎が「中期経営計画」から「事業計画」へと表現が変更された。評価手続の内容や焦点そのものに変更はない。

前年 / 今年の本文を見る

差分(削除 / 追加)

営業権の減損テストにおける公正価値の見積りに関連する主要な内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。その際は、特に、中期経営事業計画に基づいて策定されている将来キャッシュ・フローの見積りに関する統制に焦点を当てた。

前年

営業権の減損テストにおける公正価値の見積りに関連する主要な内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。その際は、特に、中期経営計画に基づいて策定されている将来キャッシュ・フローの見積りに関する統制に焦点を当てた。

今年

営業権の減損テストにおける公正価値の見積りに関連する主要な内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。その際は、特に、事業計画に基づいて策定されている将来キャッシュ・フローの見積りに関する統制に焦点を当てた。
重要度 1(軽微)変更監査上の主要な検討事項(KAM) / 内容更新
(2)公正価値の見積りの合理性の評価

営業権の公正価値評価に関するKAMの監査手続で、「中期経営計画」の表現が「事業計画」に改められた。また、不確実性を織り込んだ将来キャッシュ・フローを独自に見積り経営者見積額と比較する手続が、不確実性を織り込んだ場合に営業権の減損損失の認識の要否の判断に与える影響を検討する手続に置き換わった。株式時価総額との比較や割引率の検討手続は変更されていない。

前年 / 今年の本文を見る

差分(削除 / 追加)

将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる中期経営事業計画の策定における主要な仮定の適切性を評価するため、主に以下の手続を実施した。

・中期経営事業計画の策定に当たって採用した主要な仮定の根拠や、製品区分別の市場環境を踏まえて、中期経営事業計画にどのようにリスクを反映させているかどうかを経営者に対して質問し、関連資料を閲覧した。

・中期経営事業計画における売上の将来予測に 用いられた市場成長率については、ヘルスケア領域、エレクトロニクス領域及びビジネスイノベーション領域のそれぞれについて、外部機関が公表している市場の成長予測データとの整合性を確認することにより、経営者の仮定を慎重に検討した。

・主要な仮定の適切性についての評価結果や、過去の事業計画の達成状況及び計画との差異の原因についての検討結果等を踏まえて、中期経営事業計画に一定の不確実性を織り込んだ場合の将来キャッシュ・フローを独自に見積り、経営者による見積額と比較に、営業権の減損損失の認識の要否の判断に与える影響を検討した。

・報告単位ごとの公正価値の合計と会社の株式時価総額とを比較した。

また、割引率について、当監査法人が属する国内ネットワークファームの評価の専門家を利用して、主に以下について検討した。

・割引率の計算手法について、対象とする評価項目及び会計基準の要求事項等を踏まえ、適切性を評価した。

・割引率の計算に用いたインプットデータについて、各領域ごとに評価の専門家が独自に入手したデータと照合することにより、適切性を評価した。

前年

将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる中期経営計画の策定における主要な仮定を評価するため、主に以下の手続を実施した。

・中期経営計画の策定に当たって採用した主要な仮定の根拠や、製品区分別の市場環境を踏まえて、中期経営計画にどのようにリスクを反映させているかどうかを経営者に対して質問し、関連資料を閲覧した。

・中期経営計画における売上の将来予測に 用いられた市場成長率については、ヘルスケア領域、エレクトロニクス領域及びビジネスイノベーション領域のそれぞれについて、外部機関が公表している市場の成長予測データとの整合性を確認することにより、経営者の仮定を慎重に検討した。

・主要な仮定の適切性についての評価結果や、過去の事業計画の達成状況及び計画との差異の原因についての検討結果等を踏まえて、中期経営計画に一定の不確実性を織り込んだ場合の将来キャッシュ・フローを独自に見積り、経営者による見積額と比較した。

・報告単位ごとの公正価値の合計と会社の株式時価総額とを比較した。

また、割引率について、当監査法人が属する国内ネットワークファームの評価の専門家を利用して、主に以下について検討した。

・割引率の計算手法について、対象とする評価項目及び会計基準の要求事項等を踏まえ、適切性を評価した。

・割引率の計算に用いたインプットデータについて、各領域ごとに評価の専門家が独自に入手したデータと照合することにより、適切性を評価した。

今年

将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる事業計画の策定における主要な仮定の適切性を評価するため、主に以下の手続を実施した。

・事業計画の策定に当たって採用した主要な仮定の根拠や、製品区分別の市場環境を踏まえて、事業計画にどのようにリスクを反映させているかどうかを経営者に対して質問し、関連資料を閲覧した。

・事業計画における売上の将来予測に用いられた市場成長率については、ヘルスケア領域、エレクトロニクス領域及びビジネスイノベーション領域のそれぞれについて、外部機関が公表している市場の成長予測データとの整合性を確認することにより、経営者の仮定を慎重に検討した。

・主要な仮定の適切性についての評価結果や、過去の計画の達成状況及び計画との差異の原因についての検討結果等を踏まえて、事業計画に一定の不確実性を織り込んだ場合に、営業権の減損損失の認識の要否の判断に与える影響を検討した。

・報告単位ごとの公正価値の合計と会社の株式時価総額とを比較した。

また、割引率について、当監査法人が属する国内ネットワークファームの評価の専門家を利用して、主に以下について検討した。

・割引率の計算手法について、対象とする評価項目及び会計基準の要求事項等を踏まえ、適切性を評価した。

・割引率の計算に用いたインプットデータについて、各領域ごとに評価の専門家が独自に入手したデータと照合することにより、適切性を評価した。

2025-03-31 期 (提出日 2025-06-25 16:24)

前年版がないため比較していません。