KAMの対象が「受注制作のソフトウェア開発における収益認識」から「同収益認識における総工数の見積り」へと絞り込まれ、進捗度の測定方法(インプット法)と見積総工数の不確実性(新業態の得意先、仕様変更、見直し事象の把握漏れ)が記載された。前年にあった工事収益総額や契約変更に関する不確実性の記述は削除され、監査手続の具体的な列挙も前文のみに簡略化されている。
前年 / 今年の本文を見る
差分(削除 / 追加)
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 受注制作のソフトウェア開発におけ係る収益認識における総工数の見積り 監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 監査上の対応 連結財務諸表「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおり、会社は、当連結会計年度末までの少額かつ期間がごく短い受注制作のソフトウェア開発を除き、一定の期間にわたり充足される履行義務については、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益をに応じて一定の期間にわたり収益を認識している。工事収益総額や工事原価総額の見積りにおいては、以下のような不確実性が存在する。 ・ 開発途中当該進捗度の測定は、個別のプロジェクトごとの見積総工数に対する作業工程における契約変更発生工数の割合(インプット法)により当初の対価の定めが変更さ行われる。・ 工事原価総額の見積り進捗度測定の基礎となる作業工数は、当初想定していない事象の発生により、大幅に変動見積総工数には、以下のような不確実性が存在する。 ・ 受注制作のソフトウェア開発に関する会社と顧客の認識が完成後に異なっていた場合には、顧客のニーズに合わせるためは、プロジェクトごとに仕様や工期等が異なることから、総工数の見積りもプロジェクトごとに行われている。 ・ 過去に開発経験のない新業態の得意先に対するシステム開発の場合や開発開始後に顧客から仕様変更等の追加の工数が発生し、当初の工事原価総額を実際の工事原価総額が超過すリクエストが生じた場合には、見積総工数を見直す可能性がある。 ・ 見積総工数の見直しが必要となる事象を漏れなく把握できない可能性がある。 このように工事収益総額や工事原価総額の見積りに高い進捗度測定の基礎となる見積総工数には不確実性があり、経営者の主観的要素が介在するによる判断が重要な影響を及ぼすことから、当監査法人は、受注制作のソフトウェア開発におけ係る収益認識における総工数の見積りを監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、主に以下の監査手続を実施した。 ・ 進捗度の算定に関連する業務プロセスについて内部統制の整備及び運用状況を評価した。 ・ 当連結会計年度の収益認識額の算定資料である「収益額算定表」の工事収益総額と顧客から入手した契約書や注文書等の受注金額が一致していることを確かめた。また、稟議書の閲覧や担当者に対する質問を実施該監査上の主要な検討事項に対して、開発途中における契約変更により当初の対価の定めが変更されていないか確かめた。 ・ 完成案件について工事原価の事前の見積りと実績を対比し、経営者の当連結会計年度の見積りプロセスの有効性の評価に関する監査証拠を入手した。 ・ 実績工数について開発案件の工数集計データと一致していることを確かめたうえで、工数の事前の見積りと実績を対比するとともに、資料の閲覧及び適切な担当者に対する質問当監査法人は、主に以下の手続を実施し、工事原価総額の見直しを必要とする案件の有無を検討した。 ・ 決算日における進捗度の再計算を行い、進捗度の正確性を確かめるとともに、当該進捗度に基づき当連結会計年度の収益認識額が適切に算定されていることを確かめた。
前年
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 受注制作のソフトウェア開発における収益認識 監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 監査上の対応 連結財務諸表「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおり、会社は、当連結会計年度末までの少額かつ期間がごく短い受注制作のソフトウェア開発を除き、一定の期間にわたり充足される履行義務については、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識している。 工事収益総額や工事原価総額の見積りにおいては、以下のような不確実性が存在する。 ・ 開発途中における契約変更により当初の対価の定めが変更される。 ・ 工事原価総額の見積りの基礎となる作業工数は、当初想定していない事象の発生により、大幅に変動する。 ・ 受注制作のソフトウェア開発に関する会社と顧客の認識が完成後に異なっていた場合には、顧客のニーズに合わせるための追加の工数が発生し、当初の工事原価総額を実際の工事原価総額が超過する。 このように工事収益総額や工事原価総額の見積りに高い不確実性があり、経営者の主観的要素が介在することから、当監査法人は、受注制作のソフトウェア開発における収益認識を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、主に以下の監査手続を実施した。 ・ 進捗度の算定に関連する業務プロセスについて内部統制の整備及び運用状況を評価した。 ・ 当連結会計年度の収益認識額の算定資料である「収益額算定表」の工事収益総額と顧客から入手した契約書や注文書等の受注金額が一致していることを確かめた。また、稟議書の閲覧や担当者に対する質問を実施して、開発途中における契約変更により当初の対価の定めが変更されていないか確かめた。 ・ 完成案件について工事原価の事前の見積りと実績を対比し、経営者の当連結会計年度の見積りプロセスの有効性の評価に関する監査証拠を入手した。 ・ 実績工数について開発案件の工数集計データと一致していることを確かめたうえで、工数の事前の見積りと実績を対比するとともに、資料の閲覧及び適切な担当者に対する質問を実施し、工事原価総額の見直しを必要とする案件の有無を検討した。 ・ 決算日における進捗度の再計算を行い、進捗度の正確性を確かめるとともに、当該進捗度に基づき当連結会計年度の収益認識額が適切に算定されていることを確かめた。
今年
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 受注制作のソフトウェア開発に係る収益認識における総工数の見積り 監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 監査上の対応 連結財務諸表「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおり、会社は、当連結会計年度末までの少額かつ期間がごく短い受注制作のソフトウェア開発を除き、一定の期間にわたり充足される履行義務については、履行義務の充足に係る進捗度に応じて一定の期間にわたり収益を認識している。 当該進捗度の測定は、個別のプロジェクトごとの見積総工数に対する作業工程における発生工数の割合(インプット法)により行われる。 進捗度測定の基礎となる見積総工数には、以下のような不確実性が存在する。 ・ 受注制作のソフトウェア開発は、プロジェクトごとに仕様や工期等が異なることから、総工数の見積りもプロジェクトごとに行われている。 ・ 過去に開発経験のない新業態の得意先に対するシステム開発の場合や開発開始後に顧客から仕様変更等の追加のリクエストが生じた場合には、見積総工数を見直す可能性がある。 ・ 見積総工数の見直しが必要となる事象を漏れなく把握できない可能性がある。 このように進捗度測定の基礎となる見積総工数には不確実性があり、経営者による判断が重要な影響を及ぼすことから、当監査法人は、受注制作のソフトウェア開発に係る収益認識における総工数の見積りを監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当該監査上の主要な検討事項に対して、当監査法人は、主に以下の手続を実施した。